【パイロットライセンス取得は41歳の時】カリフォルニア州ロサンゼルスで自家用飛行機免許取得に挑戦

Pilot Training

飛行機の免許を取得するまで、どのような事を学び、どういう順番で進んでいくのか、書いていこうと思います。今後パイロットを目指す方や、興味がある方の参考になれば嬉しいです。

自家用飛行機免許(Private Pilot Licence)

FAA(アメリカ連邦航空局)認定の自家用飛行機免許になります。現在航空会社でパイロットとして活躍されてる方もまず初めは、【自家用飛行機免許】を取ります。英語では【Private Pilot Licence】と言います。写真のプロペラ機を1人で操縦できるようになるライセンスです。友人や家族を乗せる事もできますが、お金をもらったりする事はできません(燃油代や駐機代を割り勘するのはOKです)

自家用と聞くと少し簡単そうなイメージがあるかもしれませんが、自分が機長になり、ルールに従ってアメリカの空を飛ぶ事ができるようになる資格になりますので、法律や空のルールや航空地図の読み方など覚える内容が1番多いと言われているのが、実は自家用飛行機免許だったりします。楽しかったので続けられましたがそれなりに大変でした。

実際の訓練機(N864SL)現在はN881SC
Sling社のサイトから抜粋

必要な条件は?

・基礎講習50時間

・飛行訓練(同乗訓練50時間、単独飛行10時間)

・座学の学科講習:50時間

・学科試験に合格する

・航空身体検査をパスする

・最終試験(チェックライド)に合格する

ざっくり言うとこんな感じなのですが、これは英語の読解に問題なくて、結構センスがある人はこれくらいの時間数でいけると思います。

とりあえず免許だけ欲しいので、なるべく安くやって欲しいみたいな方はこれでもいけると思います。

私の場合は、何があってもひとりでどこでもいけるくらいの経験値を積んだり、無線の練習をしたり、色々な空港に訓練にいって自信をつけてから最後に免許を取ったので、飛行訓練時間は倍の100時間を超えてますね。このあたりは、何を目標にするかによって変わってくるかもしれないですね!

自家用には2種類の免許があります

VFR( Visual Flight Rule) 有視界飛行

自家用パイロット試験の入り口になります。有視界飛行というあまり聞きなれない言葉が出てきましたが、パイロットが目視で行う飛行の事です。

空から他の航空機を見て、ビルを見て、道を見て、高速道路を見て、目印を見つけて、滑走路に着陸する。とにかく目に見えないとダメなんです。雲とか霧の日は操縦できるのかでいうと、細かく決まってはいますが、雲で先が見えないとかいうのは目視ではないのでそもそも飛べなかったりします。

IFR(Instrument Flight Rule)計器飛行証明

自家用IFRライセンスになりますが、私はまだこの資格は持っていません。次のステップアップで取る資格になります。

めちゃくちゃ簡単に言うと、VFRとの違いは、常にどこかの管制に繋いで、指示を受けた通りに飛ぶ、視界が奪われてもコックピットの計器を頼りにして飛ぶので、雲の中も入れるようになる資格です。

詳しい内容については、私もゆっくりと勉強している感じなので、徐々にシェアしていきたいと思いますので、ここでは詳しい説明はしないでおこうと思います。一緒に資格を取るような感じで見守っていただければ幸いです

フライトスクール(訓練校)について

訓練校の探し方ですが、私は20才の頃、ロサンゼルスのUSC(南カリフォルニア大学)の語学プログラムに参加していたので、ロサンゼルスは大好きで土地勘もある場所でした。天候も年中いいですし、フライト訓練には最高だなと思って調べ始めたところ、日本人経営でロングビーチ空港で訓練を行っている、スカイクリエーション(Sky Creation)という学校を見つけて、一回見学に行き、決めました。

日本にある本田航空という訓練学校と提携しているので、プロを目指すパイロットの方々の初期訓練(自家用飛行機免許)をスカイクリエーションで行なっています。

あとは私みたいに趣味でライセンスを取りにくる人が年数名いらっしゃる感じですね。

ロサンゼルス国際空港からロングビーチ空港までは車で30分くらいです(混んでると1時間くらいかかりますが・・)

2020年の4月に学校の申込はしましたが、コロナの関係でアメリカ大使館がビザの発給を停止している為、待機中で、渡米できたのが、2020年10月です。2021年の7月に免許を取得し、2022年1月に帰国しました。渡米前の勉強としては、学科試験の対策を学校側がオンラインで提供していたので、ひたすら講義を聞いてインプットの時間に当てました。

飛行機免許取得に必要なビザは?家族も同行できるの?

3ヶ月以上の長い期間、アメリカの訓練校に通う必要があります。私の場合は1年半住もうと思っていたので、ESTAではなく必ず、家族も同行できるVISAが必要でした。

M1ビザ(一緒に行く人はM2ビザ)

必要なビザはM1ビザというものになります。仕事のための専門知識を学ぶ目的とする学校に行く場合に
発行されるビザのことです。

学校からI-20という入学許可証を発行してもらい、米国大使館の面接予約をします。ビザを発行する人は全員面接する必要があるので、私・妻・2歳の子供と一緒に大使館に行きました。

ここで必要なのは英文の銀行残高証明書です。私は三菱UFJ銀行がメインバンクなので、
窓口に行って依頼し、窓口で受け取ると中2営業日で発行できます。手数料は770円でした。

パイロットは9.11のテロ以降、TSAの登録も必要になります。アメリカ運輸保安局へフライト訓練する人は届出が必要で、勤めている会社の情報や、過去5年間住んでいた住所提示し、指紋を現地で取り登録完了になりました。数週間かかったと思うので、すぐに訓練を開始したい人は確か日本でもできたと思うので、学校に相談してみてください。

ビザの取得費用ですが今回はスクールに全て申請を任せているので、
US$2,000くらいかかりました。

費用については、また改めて書こうと思います

なぜ飛行機の免許を取ろうと決意したのか?

きっかけはホノルルでの体験操縦になります。ハワイの絶景を空から見れるオプショナルツアーを発見したので、しかも自分で操縦できるという内容にピンときて申し込みをしてみました。離陸前は緊張で手汗びっしょりでしたが、終わってしまえば本当に楽しかったし、幸せな時間でした。

ホノルルでの体験操縦

体験操縦でお世話になった会社は?

ホノルルにある日本人経営のワシンエアという会社にお世話になりました。

同乗して案内してくれたのは、小倉社長でした。このフライトでパイロット免許に挑戦しようと思ったので、とてもわかりやすく説明頂いて、終始楽しいフライトをする事ができました。

403 Forbidden

乗った飛行機は?

ワシンエア様より抜粋

パイパーというメーカーのアーチャーという機種になります。

学校に入るまでセスナだと思ってたんだけど、セスナはメーカーの名前なんですよね。セスナ社のC152とかC172という機種があります。

私が訓練機に使用したのは、Sling社のSlingLSAという機種です。

小型機=セスナとなってしまうと、自動車は全部TOYOTAと言っているような事になってしまいますね。

どんなルートを飛んだの?

ホノルル国際空港を離陸し、ワイキキ、ハナウマ湾、シーライフパーク、カイルア、サンセットビーチ、ワイメア、真珠湾上空を飛行し、ホノルル空港に戻ってくる60分のコースです。

Washi Air様より抜粋

ホノルル国際空港に入る前に、パールハーバー上空で、360度旋回を2回して待機したのを覚えています。

費用はいくらだった?

体験操縦の費用は当時、300ドルでした。

体験後、あまりにも感動したので、TIPで50ドルお渡し致しました。

追加で何ドルかお支払いすると、操縦してくれるシーンを撮影してくれて、体験操縦のDVDを作成して、当日手渡ししてくれます。

興味を持ったらやってみましょう

やってみたい!と心から思える事は、とりあえずやってみたほうがいいです。まさか私もこの体験操縦がきっかけとなって、飛行機の操縦に目覚めてしまい、ライセンスを取得するなんてのは思いもしませんでした。何歳になっても心の声に従って、チャレンジをしていく人生でありたいなと改めて思っています。何かしら悩んでいるんだったら、小さく始めてみて考えるっていう事を積み重ねていきましょう!

実際にパイロットになるまでのストーリーを書いていこうと思います

・どんな勉強をしているのか

・実際の教習はどんな感じなのか?

・費用はどれくらいかかったのか?
などなど、40才のパパ👨パイロットの奮闘を楽しんでもらえればなと思っています!

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